比良’16.1.26 晴のち曇り
細川尾根-武奈ケ岳-北比良峠-ダケ道-イン谷口-JR比良駅 |
今年初の武奈ケ岳へ細川尾根を登ってきた。しかし、この尾根ではこれだけ苦労した細川尾根は初めてのような気分状態であった。とりわけ、P706から上の急登よりCa1050までの坂道には泣いてしまった。実をいえば800mくらいで撤退を考えたのだが・・・
バスを降りると、きれいに除雪されたことを忘れて、や、そんな に雪はないやないの、今日は楽勝だな・・・? と思いながらスタート(9:50)したのだったが・・。 |
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Ca550あたりでも大雪のありさまだ。ここまでツボ足だったが、 これも失敗だった。まさに泳ぐとはこのとか・・ シューを使うべきだったのだ。いつもここで休むこととしている 場所なのだが、これだけの積雪はここでは経験がないハズ ここで休憩がてらスノシュー装着としよう。(10:35~45) |
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半時間ほどでP706地点である。ここまでは緩やかな道なの だが、のんびり何思うことなく前進するのみだ。 そうしてウリハダカエデからさらに先にはアカシデにヤマモミジと コナラの三本が並ぶ所で一息いれて回りの木々を眺め、今回も 細川尾根を歩けることの幸せを感じよう。(11:10~20) しかし、これからが急登であることは足が知っている。気合を いれて出発であったが・・ |
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いよいよ急登の始まりに入った。それでも雪と格闘しながら Ca800あたりの岩石多数転ぶ地点までようやく上ってきた。 P706あたりまで日曜日の踏み跡が薄すらとあったのだが、 もちろん、急登部分からはトレースは完全に消滅である。 この調子では武奈へは相当遅くなりそうだ、さぁ、どうしょう・・? 撤退は、なんて考えだすこととなったのだ。でも、でも・・ と考えながら進んでしまった。 |
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気分が滅入っているところにこの多数株別れのイヌブナの木が 飛び込んできた。これを見たとたんに元気が出てきたのだ。 樹皮を撫ぜまわして、元気を授かったお礼をしよう。さぁ、元気 百倍の気持ちで前進である。 |
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それから半時間もすれば、またまたブナ・ブナだらけの光景が すばらしい。さらに元気が湧いてきた。 |
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どうにかCa1050の大杉地へとやってきた。でも腕をのぞけば 13時前である。 これより山頂まではもう少しかかりそうなために潔く、ここで昼 としよう。(12:55~13:25) |
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大杉からのヤセ尾根に時間を取られながらゆけば、左によう やく、釣瓶岳に奥に蛇谷たちが見えだした。 さらに上がれば釣瓶岳へと続く尾根の樹氷が見たいのだが、 今日ばかりはダメそうと考えながら前進である。 |
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どうにか北稜に乗り上げ、あたりはノントレーで嬉しさ爆発だ! といっても強風で雪は薄く、すぐに武奈ケ岳到着(14:00~05)と なったのだ。 |
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山頂には青年一人が降りていくところであった。今日は風もなく 穏やかな山頂であったが、14時ではこの後も時間がかかりそう と思い、ゆっくりとはしていられない。 |
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目の前のコヤマノ岳の樹氷で染まる光景を期待していたのだが 、これだけ暖かければ、やっぱりやむを得ないだろう。 |
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左奥には蓬莱山が見えるのだが、スキー場はやっぱり泣いて いるのだろうか・・ |
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下山はコヤマノ岳分岐から八雲が原へととろう。下山ルートは さすがにトレースがはっきりとあるので目をつむっていても 歩けるのだ。 元スキー場、この斜面からの釈迦岳方面を眺めながら、どん どん下ろう。 |
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斜面左手に武奈の頭を見た後、すぐにブナの大木がある。 いつもならこの時期であれば枝が真っ白に覆われているのだ が、ご覧のように、裸同然でブナも温暖化に泣いているだろう。 |
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八雲が原に降りてきたが、雪の海原である。時間があれば心 ゆったりとしたいのだが、そうもいっておられない。(14:50) |
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北比良峠からダケ道をどんどん下って、ここ大山口に着き、 後片づけ(16:05~15)をしてJR比良駅へと歩いた。(17:00) それにしても、今回の細川尾根の登りにはいつもより相当な アルバイトであったが、なんとか完歩できたのがありがたい。 |