京都西山に咲く花平成28年 (2016年)

 (3月26日)

 早く咲くグループのネコノメソウの仲間であるヤマシロネコノメやタチネコノメソウは終盤となっており、遅いグループのニッコウネコノメはまだまだ咲き初めの感じであった。

 

             
 ヤマシロネコノメ 最後の頑張りで咲く    タチネコノメソウ 花は小さすぎて 涙   ヤマネコノメソウ 雄しべは6~8個     ニッコウネコノメまだ蕾状態

 ネコノメソウ類以外の山野草はまだほとんどの種が咲き始めたばかりの様相であった。とりわけトウゴクサバノオは今咲いたばかりのようで数えられるほどしか咲いていなかった。

         
トウゴクサバノオ(キンポウゲ科) 花は6~8mmと大きくない 左右の画像で花びらの幅や葉先の尖りが異なる。右は葉の様子  

 セントウソウも小さな花を咲かせるが、葉がキンポウゲ科のセリバオウレンと同じように見えることから別名オウレンダマシとも呼ばれる。

     
 セントウソウ(セリ科)3mmほどと小さい   ナガバノタチツボスミレ(スミレ科)もう終盤 


 次は木本類である。もちろん、樹木達の春は山野草より遅いので、山野草以上にこれからが樹木観察の本番である。

         
コバノミツバツツジ(ツツジ科)咲き初め 花柄に長毛、子房に白い長毛が多い   クロモジ(クスノキ科)咲き初め 
         
 オオバヤシャブシ(カバノキ科)雌雄同株   ヒサカキ(ツツジ科)左雄花、右に雌花     ツルシキミ(ミカン科)雄花、雌雄別株
    紅葉が終わって枯れ葉となって落葉して
しまう時期なのに、いまだ枯れ葉が残って
いるのは概ね1のヤマコウバシかブナ科
の仲間くらいだ。
1の枯れ葉は実際はもっと白っぽかった。
こちらのは全縁で葉は広がったままだ。
2のイヌブナは小さな鋸歯があり、葉は内側
に丸まっており、枯れ葉はもっと茶褐色の
色合いが濃かったので、現物の相違点は
一目瞭然である。
したがってこの二種は早春の頃が一番
覚えやすい種であろう・・・。 
   
1.ヤマコウバシ(クスノキ科)雌雄別株の雌株    早春の頃の覚えやすいニ種    2.イヌブナ(ブナ科) 

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