京都北山’16.5.24
京都北山ではベニバナヤマシャクヤクが見たいが、その種にはなかなか出会えない。しかし、その種の仲間でもあるシロバナベニバナヤマシャクヤクであれば、なんとか見られるのではと出向いてきた。遠路でかけた甲斐あって、どうにか咲き初めの初々しいお花に出会えた。今回は実は6/1の下見として出かけたものである。
ほとんどが右のような蕾ばかり、本日は左のように咲いていたのは数えるばかりだったが・・ |
この種は本来の白いヤマシャクヤクに比べると花そのものは小ぶりであり、背はこちらの方がやや高そうであるといわれている。その他、相違点等はいろいろあるのだが、当日現地でのお楽しみとしておこう。そうはいっても、少しくらいはネタ話の片すみを出してみることにしよう。まずは葉はどうだろうか、どのあたりを見ればいいのだろうか・・?
葉表 | 葉裏 |
今回、蕾でやゃ、これは本来のベニバナ・・・が咲くのではないか?、と思われる蕾に紅がかっていた個体があったのだが、6月1日が楽しみだなぁ~???
さて、ベニバナ・・が咲く山塊では、付近に次ぎのような種が見られるといわれているのだが、やっぱりそのとおりの山野草が見られた。まず、サトイモ科テンナンショウ属の仲間が数種見られた。もちろん、これら二種以外のテンナンショウの仲間たちも見られたが、各々の同定ポイント等を含めてそれは現地で・・。なお、顔見世の仲間には他にオモトも聞いてはいたのだが、この地にはオモトは見かけなかった。
コウライテンナンショウ | ムロウマムシグサ |
続いて、ヤマゴボウ科の仲間たちで、特にマルミノヤマゴボウが見られた。この花もいろいろ話がありそう、乞う、ご期待!
こちらも咲き初めであった・・ | 下部から咲きだすが・・ |
山野草だけではない、木本類もシロバナベニバナヤマシャクヤクの見られるあたりに仲よく顔を見せてくれる種もあるのだ。それはジンチョウゲ科ジンチョウゲ属のカラスシキミだ。だが、この種の花期は図鑑では6月ころとあるのだが、この日はもうしっかりと緑色の果実となっていたことから花はとっくに咲き終わっていたようで見られなかった。以上挙げた仲間たちこれらの種はシロバナベニバナヤマシャクヤクとどのような同一点があるのだろうか・・。
カラスシキミの若い果実 | 群れて咲く場所が見事 |
さて、本日のお目当てのお花シロバナベニバナヤマシャクヤクはこれくらいにして、他に見られた木本類の種をご覧いただこう。
ノイバラ(バラ科) | ジャケツイバラ(マメ科) | イボタノキ(モクセイ科) | コマユミ(ニシキギ科) |
当日はこれらについても、それぞれにまつ わる話を聞いていただこうと思っている。 |
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タニウツギ(スイカズラ科) | タンナサワフタギ(ハイノキ科) | ヤマボウシ(ミズキ科) |