湿地帯に咲く花 ’16.6.14
「きのう行って満開のササユリやいろいろな花々を見てきたよ」と、12日に花好きな山友からの知らせが入ったのですが、雨上がりの本日14日にようやく出かけることができました。そして満開のササユリに堪能したばかりでなく、咲き初めのカキラン、コバノトンボソウや希少種のヒモヅルも観察することができました。
まずはラン科からご覧願います。
トキソウ、ほとんど終盤です。 | ヤマ トキソウ、これも終盤で21日では無理 |
カキラン、咲き初めでこれからでしょう。 | コバノトンボソウ、これも咲き初めでしょう。 |
続いてユリ科のササユリです。
ササユリ、最盛期は情報によれば11日ころだったようですが17日頃ならまだ見れそうです。 |
続いてキンコウカ科のソクシンランです。
ソクシンラン、ランではない。ほとんど終焉 | 和名は叢生する葉の中心から花茎をだすこと |
なお、キンコウカ科の仲間であるキンコウカやノギランはもちろん分布域ですから見られますが、これらは本番ではどうにか咲き始めてくれたら、いいのですが・・・?、の状態でしょうか。
希少種のヒカゲノカズラ科のヒモヅル=熱帯性の植物で、九州(福岡・長崎・熊本・鹿児島)以外の本州では、滋賀・山口・三重で自生 が認められているといわれる珍しいシダの仲間の植物です。ちなみに滋賀県では絶滅危惧種の指定を受けています。何はともあれ、植物好きな方には必見の価値ある種ではないでしょうか。
その他の山野草
モウセンゴケ咲き初め、トウカイモウセンゴケ蕾、イシモチソウ終わり、キバナカワラマツバ咲き初め、キバナノマツバニンジン咲き初め、タツナミソウ終わり、ブタナ終盤、なお、本番ではミミカキグサ、ホザキノミミカキグサに出会えるといいのですが・・。
続いて木本類です。
ヘビノボラズ若い実、イソノキ若い実、ガンピ若い果実、サルマメ若い実、クロミノニシゴリ若い実、ゴンズイ若い実、タカノツメ若い実、アオハダ若い果実、ネズミモチ終盤、ツゲ終盤、ウメモドキ終盤、ネジキ終盤、、サカキ蕾、コマツナギ咲き初め、ノイバラ満開、テリハノイバラ満開、ニガイチゴ果実、ネズ若い球果のような種を観察できました。