比良山麓に咲く花’16.6.20

 梅雨の晴れ間を狙って比良のコクラン(ラン科クモキリソウ属)を追っかけてきました。しかし、この花の咲くころ、場所はどちらへ行っても似通った悪条件の場所が恨めしいですね。今回の場所はそんなに湿った場所ではなかろうとタカをくっていたのですが、やっぱり蚊には閉口してしまいました。そのような中において小さな花と風に格闘したのでしたが、相変わらず上手く撮れませんでした。。

         
 1、花の色あいが明るく、そり返る唇弁が目立つ   2、 葉は広楕円形で先は尖り、葉身5~12cm   3、 左に反り上がるは距でなく背萼片

 ラン科の基本的な花のつくりとして次のようなことがいわれています。

ランの花の3大特徴. 1.萼片3枚、花弁2枚、唇弁1枚の左右相称  2.雄しべと雌しべの合着した蕊柱(ずいちゅう)をもつ  3.多数の花粉が集まった花粉塊をもつ


↑画像の説明です。

 画像1=広く一番大きいのが唇弁ですがこれは前面に上から下へ湾曲します。また、広い方の左右への広がりは側萼片で3の画像にある背萼片とで合計3枚です。また、その下に左右に細いのは側花弁の2枚です。また上の中央に薄黄緑色で頭のように見えているのは蕊柱(ずいちゅう)といって雄しべと雌しべが合着した蕊柱といいます。


 続いて近くで咲いていた野草をピックアップです。ヒナギキョウ、キキョウソウやニワゼキショウ、ヤブランが目につきました。

         
ヒナギキョウ(キキョウ科)花冠は小さく5~6mm    ヒナギキョウの花茎は20~40cmまれに枝別れ     北米原産のキキョウソウ花冠1.5~1.8cmと大きい
         
 ニワゼキショウ(アヤメ科)   ヤブラン(キジカクシ科) 花は淡紫色で総状につく    ヤブランの葉の幅は0.8~1.2cmの線形
 

6月12日  ホームヘ

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