比叡山に咲く花 ’16.7.5

 比叡山の名だたる寺近くに咲くであろうユリ科か、はたまたラン科かの様子を見に行ってこようと目指したが、訪ねること遅そしで、残念なことにすっかり鹿に食いちぎられて5cmほどの茎しか残害はなかったのが居た堪れなかった。結局、この植物がどんな花が咲くのかも解らずじまいで、比叡山の楽しみのひとつがまたしても消えてしまった。。

 そのようなことから、他の花でも探し回ろうとうろうろとしたのだったが、さすがにこの時期のためにほとんど花らしきものは出会えなかった。しるしばかりの花たちを見てもらおう。

 先日に京都西山で見た花だ。それはオオルリソウ(ムラサキ科)かオニルリソウかの花がこちらでも咲いていた。まずは画像から・・↓3枚は画像クリックで拡大へ、


この花はどちらだろうか・・?

画像をクリックすれば

すると答えあり・・。

 続いて、咲き初めとなっていたのは、アカショウマ(ユキノシタ科)だった。

         
アカショウマ     葉は3回3出複葉   葉柄基部や節に褐色の毛あり 

 次に花と果実だ。

     
 イケマ(キョウチクトウ科イケマ属)    マルミノヤマゴボウ(ヤマゴボウ科)

 ↑画像はヤマゴボウではなく、マルミノヤマゴボウ(丸実の山牛蒡)である。ネット上でも↑のものをヤマゴボウと誤記しているものがままあるので注意したい。

相違点は①花時は葯の色が紅色(ヤマゴボウ)と白色(マルミノヤマゴボウ)と異なる。

②果実の時は前者は心皮が8個に分かれ、後者は実が丸く、分かれないのがポイント

 日当たりのよい道の法面には野の花である、ノハラナデシコ、ネジバナがノアザミとともにきれいに咲いている。


ノハラナデシコ(ナデシコ科)

ノハラナデシコは個体数から比較的珍しいが、ヨーロッパ原産の帰化植物で日本全国で咲くようだ。花びらに白い斑点がつくのが特徴である。

 最後に木本類は多数果実類があったが、特に目についたのはアブラチャン、ヤブデマリ、ヤマコウバシで、その他にもミツバウツギ、コバンノキ、エゴノキなどの果実がほとんどが、まだ緑色の若い段階のようだった。

         
アブラチャン(クスノキ科)     ヤブデマリ(レンプクソウ科)    ヤマコウバシ(クスノキ科)

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