比叡山に咲く花 ’16..7.27

 青空は終日見えず、雨上がりで曇り空の中の山歩きだったのだが、湿度の猛烈なる上昇でびっしょりの大汗をかきながらの花巡りとなった。それにつけてもお目当てのイワタバコは散りそめており、やや訪ねるのが遅かったようで残念至極であった。

        イワタバコ(イワタバコ科)

 葉がタバコに似るのでこの名がある 。
また、若葉は苦みがあるが食べられること
から別名イワジシャともいわれる。
 
     
   いつも水がにじみ出るような日陰の岩場
に生える。大きな葉を1~2枚つけ、葉の
表面にはしわが多い。

 葉は大きいものは10cmにもなる葉柄を
伸ばして、30cmほどと大きな葉をつける
こともあるようだ。 
 

 この後は大比叡へひと登りとし、ドコモアンテナ基地の前で昼としよう。平日で一名しか出会わないほど静かな大比叡の山頂であった。

 後は辯天堂から概ね下り一辺倒であるが、それでも汗は引く間がなかった。その間で見た花は少なく暑さ負けの一日となった。

 ↓画像以外には、他にヤブデマリの果実は、果柄や実とともに赤くなって密につき、大自然の沢沿いの中で、この時期にはひとり目立っていたのは印象的であった。ちなみにこの果実はこの後、秋も深まれば完全に熟してくるのだが、そうすれば果実は赤から黒色に変わってくることになるのだ。

       
 ヤマジノホトトギス(ユリ科)はこれからだ  果実化が進むウメガサソウ(ツツジ科) 蕾は長期間となるキッコウハグマ   左の葉、五角形・亀甲白熊 (キク科)

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