京都北山 魚谷山からP760東支尾根 ’16.10.21

 岩屋橋-祖父谷林道-狼峠-P831-魚谷峠-柳谷峠-Ca820シラクラの頭-芹生峠分岐-P760東支尾根-滝谷出合-奥貴船橋-貴船神社バス停

 いつものように、もくもく号で岩屋橋終点まで入ってから長い祖父谷林道を歩き始めますが、スタート地点の洛雲荘付近の紅葉はまだまだのようで、やっぱり今日の紅葉見物は早すぎたのかな・・との感じでした。才梅谷橋、最初の桟敷岳鉄塔登山口をそれぞれ見送って行けば、オタカラコウの黄色花の咲き残りが見られる狼峠への渡渉地点にほぼ1時間で到着です。

 すぐに急登ですが、この道が林道の土砂崩れでありますが、この頃ではそれなりに踏み固まってきており、10分ほどでCa737の狼峠に到着です。こちらの林道とは名ばかりの道を更に進むのですが、右手のススキなどの背が高くなってきております。

     
 オタカラコウ    魚谷峠

 その上には桟敷ケ岳がありますが、この斜面も紅葉は薄っすらでこれから始まるのでしょうか。その鉄塔地の左遠くには愛宕山塊がチラッと見えていました。さらに上がれば左に鉄塔、そして林道終点からいよいよ山道の登山道に入ります。右の植林帯沿いに左の雑木林の中の登山道です。細い木々を縫うように歩きますが、こんな道であれば積雪期も多雪となれば、道不鮮明となることだろうと思いながら進めば、もう本日の高みであるP831でした。さすがにこのあたりでは、日当たりのよいシラキを主体に紅葉が始まったばかりのようです。でも、よくよくその紅葉樹を見ればシラキ以外の木はほとんど見当たりませんでした。どうやら、紅葉の一番手と思っているシラキ以外にハゼノキやヤマウルシやヤマモミジの仲間たちはこちらの登山道沿いには少ないのかなさそうです。

     
 P831が本日の高み   ようやく紅葉の始まり 

 そして、やがてマホラ谷です。でも、こちらもほとんど紅葉とはいえませんでした。さすがにここでの昼食はいかんともしがたく、一息いれただけでさらに南下しましょう。しばらくで大木のモミノキ地まできて下には才梅谷林道が目に入り、近くには二本目のモミノキの大木で、近くにはウリハダカエデやシラキの色づいた紅葉が散らばっていましたがほとんど絵になりません。

 このあたりまでくればすぐに魚谷峠となります。この一帯も紅葉の始まりがあるようでした。チラッと見物して魚谷山へ上がりましょう。ところがその山頂も展望のないのは分かっているとはいえ、紅葉もなくエ~、何しに来たの・・・、というありさまでした。簡単に昼を済ませて柳谷峠へ下ります。でも、でもやっぱりこちらもさっぱりでした。

     
 魚谷峠  魚谷山  柳谷峠

 さぁ、これからが町界尾根でCa820のシラクラの頭から芹生峠岐れを歩きましょう。ところがひそかなお目当ての山の幸が全く目に入りません。どうやら先を越されたようで、せっかくのビニール袋も軍手も無駄骨となってしまいました。ア~残念、と歩けば目の前がパッと広がって魚谷山や遠くに愛宕山の見えるP760地点となりました。ここは絶好のお休み処でしょう。でも今日の空は今にも泣きそう・・。
 この高台へ5月中旬に登ってくればカマツカの白い花はもちろん、西側やや下側にはカナクギノキ、それにカマツカの南すぐにはアズキナシのそれぞれいっぱいの花が咲き乱れてくれるお花見処となります。ぜひ来春は登ってご覧ください。

     
P760標識はカマツカの木につく    右のとんがりが魚谷山、左の奥に愛宕山塊 

 さて、今回のお目当てのP760裏の支尾根をまず東へ下って、200m弱進めば二股となるために、それより南南東へ100mほど向かえば少しばかり高くなり、そのあたりからは南向きに尾根をとります。ところが南向きの最初あたりはまだまだ雑木林が続くために道型がほとんどないため、やや歩きにくいのですが南方向のテープを探しながらさらに南へ前進すれば、ようやくにして杉の植林帯に入り歩き易くなってきます。いずれにしても最初の200mまでの尾根はやさしく、南方向の杉の植林帯は簡単に歩けますが、それまでの雑木林の中は道はないために方向を誤らないように歩きたいものです。
 そして南方向の尾根を降りれば最後に岩場が現われますが、左から降りている人もあるようでテープがついていましたが、私は反対側の前にも降りた岩場を右に巻き、虎ロープの箇所を滑り落ちないように足元注意しながら降って、すぐに今度はトラテープ通りに左折れで降りるのがいいだろうと進みました。降りればすぐ下の沢渡渉は無理ですから、沢上を西折れ(右折)して浅い沢を渡渉すれば、「T-6番 左京消防団鞍馬分団」という立派な新しいポールが滝谷峠道に立てかけられている地点が下山地となります。いずれにしても、南尾根最後のこの岩場あたりが要注意箇所となるでしょうから慎重に降りたいものです。

     
 上から見て左の岩場を右へ、下谷底  岩の下へ降り見上げ撮る、ロープ有  T-6番ポールから後の小滝

 着地点からすぐで、滝谷峠コースの名となった小さな滝で、この滝は短い滝の割にしては水の流れがいつ来ても元気いっぱいで見事な流れとなっています。そして少しで奥貴船橋に着き、これより貴船神社へ行き交う車に気をつけながら車道をのんびり観光客気分で貴船バス停まで歩きました。本日の歩きは北山の紅葉の様子見でしたがまだもう少しかかりそうでした。岩屋橋から貴船神社南の貴船バス停間約13kmを5時間の歩きとなりました。

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