京都北山 紅葉の愛宕山と神護寺 ’16.11.16 晴

 ツツジ尾根-愛宕山-首無地蔵-神護寺-錦雲溪-清滝

 今回は紅葉巡りを楽しみます。さて、その紅葉はどうして赤くなったり黄色くなったりするのでしょうか。いえいえ、赤や黄色だけではないですよね、そのようにいろいろな色に変化することなども、その理由を知ればより楽しい山歩きとなるのではないでしょうか。その詳しき説明はこちらからご覧いただくとして、本日出会えた紅葉のいろいろを見ましょう。

 ツツジ尾根

           
 コシアブラ 左コシアブラ・右タカノツメ タカノツメ   コナラの葉柄は1cmほどで、近縁種のミズナラはごく短い   

 表参道

         
 カマツカ 同、葉と実の彩り    コハウチワカエデ  9裂の葉、小型で端正 
         
 ウリハダカエデ    黄葉のカナクギノキ 

 愛宕神社社務所付近

         
競い合う高木のカエデ達が彩り広がり 

 愛宕神社下の休憩所では5度でしたが、神社まで上がりストーブ小屋前に下がる温度計は3度でした。いつものことながら常連の方による薪運びに感謝して頭を下げます。暖かいこの小屋内で半時間ほどゆったりと早めの昼食でした。

 ジープ道から首無地蔵

   
 ジープ道から見事!  三角点地の名物鉄塔は撤去
       
 早春には白い飾り花をつけるオオカメノキ(別名ムシカリ)  葉裏の主脈には長い白毛がいつまでも残るイヌブナ 
       
短枝が識別点のアオハダは雌雄別株でこの株に実はつかず これぞ「どうだんもみじ」のドウダンツツジ 
 

真っ赤なヨダレかけに首無地蔵さんもうれしそう・・

 神護寺

 ウィキペディアによると京都市右京区高雄にある高野山真言宗遺迹(ゆいせき)本山の寺院で、山号を高雄山と号する。本尊は薬師如来、開基は和気清麻呂である。国宝には木造薬師如来立像(金堂本尊)、木造五大虚空蔵菩薩坐像(多宝塔に安置)はじめ、古来「三絶の鐘」と称されており2階建ての鐘楼の楼上に架かっており、一般には公開されていない梵鐘も国宝であり、他にも多数の寺宝を所有している寺である。

 神護寺の高雄、西明寺の槙尾、高山寺の栂尾を合わせて三尾と呼び、紅葉の名所となっています。

       
 神護寺の楼門  金堂  多宝塔 奥が毘沙門堂、手前 五大堂

 かわらけ投げ

 この寺が発祥とされる。境内西の地蔵院前の広場から清滝川の谷である錦雲渓へ向けて「かわらけ」と呼ばれる素焼きの円盤(釉薬を使わない土器製の盃)を投げて厄除けとする。↓画像はそのかわらけ投げ前広場の紅葉です。

     

 そして錦雲渓歩きですが、お目当ての大木のチドリノキの黄葉を特に楽しみにしていたのですが、完全に落葉で丸坊主となってしまっていました。そして潜没橋を上がった広場のこちらの紅葉までも見事に散ってしまい、荒れ放題のあの放置小屋だけが哀れでした。

 そして本日の最後の清滝一帯の紅葉がフィナーレとなりましたが、こちらはまだ残り紅葉が楽しめました。

 

金鈴橋からの元愛宕ケーブル跡地の大紅葉です。

 それでは最後の最後の紅葉狩りとして金鈴溪に架かる渡猿橋あたりの紅葉です。なお、↓右画像の紅葉の下には与謝野晶子の歌碑や松尾芭蕉の句碑も置かれていますよネ。いずれ文学散歩と歴史探訪を合わせてやろうとも思うのですが・・。

     
渡猿橋と紅葉    渡猿橋下流の紅葉 

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