湿地帯に咲く花 ’17.4.10 曇
こちらへ4月頃の早春に出かけるのは初めてのために、咲く花がどの様な種があるのだろうかと、期待してワクワク感一杯で入ったのだが、お目当てのヒメヒダボタンは見当たらず、いやネコノメソウ類は皆無であった。ほとんどがショウジョウバカマとスミレ類だけで見ごたえは期待外れであった。見どころのあるのは、やはり5月中旬以降となるのだろうか。
①まずは、ハルリンドウが一株だけ咲き初めとなっていたが、他は蕾ばかりであった。
ハルリンドウ |
↑の開花写真の根生葉 | こちらはすぐそばの蕾の株の様子 |
『ハルリンドウとフデリンドウとの見分け方』
・ハル・・は根生葉が大型で地を這うようにロゼット状となるが、フデ・・の根生葉は小さく、ロゼット状とはならない。
・一番見分けやすいのは花のつき方で、ハル・・の花茎は数本が集まって立ち、先端に1個の花を上向きにつける。一方、フデ・・の花は茎の先に数個つける。
②今回はショウジョウバカマが一番の花時で多数見られた。
③しかし、この時期である。咲いている花はやはりスミレばかりといっていいだろう。とりわけ、ニオイタチツボスミレがこれだけ咲いていたのには初めてであった。敢えて本日の良かった花は・・と上げればこのニオイタチツボスミレの多さだろうか。もちろん、種類は少なかったのだが、量的にはスミレ類が多く見られた点で良しとしよう。咲いていたのはシハイスミレ、タチツボスミレにヒメスミレのスミレ四種とカンサイタンポポの開花が始まったばかりであった。
ニオイタチツボスミレ |
シハイスミレ | ヒメスミレ アップしすぎ、もっと小ぶり |
④時期尚早のためだろう。咲いていた木本類も数少ない。クロモジ、ヒサカキ、ヒメヤシャブシにコバノミツバツツジくらいであった。蕾でもナガバモミジイチゴくらいしか目につかなかった。
クロモジ雄花 | ヒサカキ雄花 | ヒメヤシャブシ雄花 | コバノミツバツツジ |