京都北山 黒尾山から城山 ’17.4.19 晴のち曇

細野口-高瀬の道-魚ケ淵の吊り橋と桜-柏原-黒尾山-城山-ウッディ 京北


 14日に常照皇寺の国の天然記念物である九重桜や黒田の百年桜を楽しんでいただくために京北トレイル黒田コースを案内して歩いたのですが、ほとんど咲いてはいなくて誠に残念でありました。どうやら地元の方によれば例年より一週間から10日は遅れているようであるとのことでした。

 そのようなことから、魚ケ淵の満開のシダレザクラをまだ見ていないために、評判となっている魚ケ淵の吊り橋とシダレザクラを見ようと細野口から歩き始めましょう。二条さんの散歩道を登って高瀬の道上から魚ケ淵の吊り橋と桜を見下ろして吊り橋へ降りました。ところがこちらのシダレは16日頃あたりが満開だったようで、すぐ後の強い雨による落花が早まり、満開時のどんピシャリとはならなかったのでしたが、私にとってはそれなりに綺麗な光景に出会えることができたと思えたのでした。これで今年の桜の花見はエンドとなるでのでしょうか・・・。

     
  昼食の間に見るまに空は真っ白に・・   


         
* カラスシキミ(ジンチョウゲ科)終盤    コバノミツバツツジ 咲き初め    ヤブサンザシ(スグリ科)終盤

 *この花は実はカラスシキミ(ジンチョウゲ科)と判断しました。コショウノキと酷似するのでその相違点は↓の表の内容ですが、素人目には容易に判断しかねます。しかしながら、分布域等からカラスシキミと判断させていただきました。

   カラスシキミとコショウノキの相違点       
  同定ポイント カラスシキ コショウノキ
 1 落葉・常緑 常緑性 常緑性
  2 分布 日本海側 太平洋側
  3 花の開花  6月頃    1~4月 
  4 葉身の長さ  4~12cm  4~16cm
 5  葉の幅  1~2.5cm 1.5~4cm
 6  葉裏  主脈が隆起  隆起は目立たず
 7  葉柄 ほとんど無い  短い柄あり
 8  果実 7~8月赤熟 6月赤熟

 他に咲いていたのは、キランソウ、ヤマルリソウ、ネコノメソウ、タチツボスミレはもちろん、ノジスミレ、スミレ、シハイスミレやマツバウンラン、タチイヌノフグリ、ヘビイチゴ、キツネアザミ、ヤマブキ、ナガバモミジイチゴなどの春一番の山野草や樹木花が少しだけ見られました。

         
 寺院の檜皮葺の材料用で裸にされた檜    黒尾山(509m)    光秀による周山城址

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