京都西山に咲く花 ’17.5.16 曇
西山の春もいよいよ過ぎゆき、もう夏日の日々を迎えようとしている。さぞ、野の花、山の花たちも気忙しいことであろう。こちらも、日々の移ろいやすい心を、あたかも虫たちのごとくに徘徊とし、咲く草花に頼って遠くへ、はたまた、近くの出会いを求めながら、そぞろ歩きで訪ねるのであった。
キツネノボタン 茎が無毛 | ハルジオン 茎は中空 | コウゾリナ 髪剃菜 | ||
ケキツネノボタンは全体に開出毛多い | 近縁種のヒメジョオンは白い髄が詰まる | 茎や葉に剛毛があり、さわればざらつく | ||
トウバナ 湿り気のある地に咲く | ミヤマシラスゲ 平地や丘陵に生える | ナルコユリ 茎は丸くて稜がない | ||
トウバナ属も近縁種が多く紛らわしい | 葉が柔らかいが、近縁のカサスゲは硬い | 葉は細長く 、アマドコロ属でもっとも細い |
これだけ暑くなってくれば、樹木たちもそろそろ開花が始まるだろうと山を目指すのだが、やっぱり今年の開花は例年に比べて遅れ気味の感がしてならない。でも、人と同じようで、樹木もいろいろ風任せの様相であろうか。この木はまだ咲かないのかと思えば、ア、こちらはもう満開だと、うろうろしながらの花々でもある。
タカノツメ 雌雄別株 雌花 | コマユミ 枝に翼ができないもの | ニシキギ 枝に翼がつくもの | ||
ヒメコウゾ 雌雄同株 雌花 | ナワシロイチゴ 満開時も花弁開かない |