比良 釈迦岳の花巡り ’17.5.19 快晴

 今回はシロヤシオのトンネルを狙っての案内でしたが、どうやら昨年が超満開であったらしく。今年は裏年のようでシロヤシオは全くの花なし年のようでした。ところが、お客様がならばとの歩きだったのでしょうか。上手く初見のフデリンドウを見つけていただきました。それも沢山の花数で、お花好きなメンバーばかりですから大興奮となりました。こちらも今年は他の地で1輪ばかりのフデリンドウは見てはいたのですが、4輪5輪と咲かす多くのフデリンドウが見られ、心躍らせていただけました。

         
フデリンドウがここにもあそこにも   踏みつけんばかりに多く広がりがあって    一斉に撮影会となったのでした。

 本日の本来のお目当てはシロヤシオでしたが、確かにその樹木たちの多さにはびっくりポンでした。でも、肝心のお花そのものが皆無に等しいくらいの咲きようで誠に残念でした。「マツハダ君、今度はいつ表年となって、あの清楚な純白の花々を山人に見せて、多くの喜びを与えてくれるのかね~???」(笑)

         
 シロヤシオ(ツツジ科)   (別名ゴヨウツツジまたはマツハダ)    五葉の縁は紅色を帯びる

 登山道沿いでは花好き皆さんの目が光って、ナルコユリと異なり、この種は山歩きの中でなかなか見ることの少ないミヤマナルコユリが開花寸前のものや、これはランだ!、と聞けばどなたでもエ~、これがランの一種か、どんな色の花姿で咲かせてくれるのだろうかと思われるオオバノトンボソウも見つけていただけました。それにイチヤクソウの蕾やニッコウネコノメソウの残り花、ちょうど満開のちっちゃなフモトスミレもご覧いただけました。

     
 ミヤマナルコユリ(キジカクシ科アマドコロ属)     オオバノトンボソウ(ラン科ツレサギソウ属)
ミヤマナルコユリは茎の上部に稜があり紫色を帯びる。
オオバノトンボソウは葉は互生し、下方の2〜3個が大きく、上方は小さい。

     
 ユキグニミツバツツジ   同定ポイントは葉柄が無毛であること 
今回はとっくに終わっていた、関西圏でよく見かけるコバノミツバツツジは葉柄が有毛で、ここが主たる相違点

         
 まだ満開のホンシャクナゲ(ツツジ科)    ムシカリ(レンプクソウ科ガマズミ属)    *白花のイワカガミ(イワウメ科イワカガミ属)

*関西圏では白花のイワカガミはアルビノ(白花変異)ですが、東海地方にはアルビノでなく、元もとの白花を咲かすイワカガミが分布し、これらの種は「ヤマイワカガミ」として認知されています。その花はこちらからご覧になれます。ご参加ありがとうございました。 

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