比叡山に咲く花 ’17.7.28

 「比叡山のエイザンユリが咲いたよ!」と、知り合いからメールが届き、急いで出かけてきた。その花は大型で、一般的には茎の高さは1~1.5mといわれるが、ここでは石垣の上の方に咲いており、近づくことままならず、各部分の計測やら、かぐわしい香りがするとの確認等は残念ながら困難であった。
 でも、ユリの女王ともいわれるくらいだから、自生種の仲間ではやっぱり凛とした姿の美しさはもちろん、漂う気品等々あらゆる面からも惚れ惚れしてしまうのであったが、このユリこそ真夏の中の山登りを大汗して登ってきて毎年眺めたい花となった。
 さらに「花の茎は円柱形で無毛。葉は互生し、長さ15~20cm、細長く5脈あり、先が尖る。また、花は白色で花被片の中央に黄条があり、内面に黄褐色の斑点がある」、とネット上での説明が見られた。

 このユリの本名は、実は『ヤマユリ』(ユリ科・属)であるのだが、咲いている山域によっていろいろな名前で呼ばれているようだ。エイザンユリ・ヨシノユリ・ホウライジユリ・ハコネユリ・・等との別名がある。 なお、京都府RDBでは絶滅種に指定されている。

         
    ヤマユリ(別名エイザンユリ)     

 エイザンユリ以外に夏の花といえばイワタバコである。山地のうす暗い湿った岩壁に生え、大きな葉1~2枚をつけて紅紫色の美しい花を7~8月ころに咲かせてくれる。謂れは大きな葉がタバコの葉のように見えることからといわれている。

         
    イワタバコ(イワタバコ科・属)    

 本日は南にある台風5号の影響だろうか、今にも降りそうな湿気の多い山歩きとなったが、下山まで降らずにすんだ。久しぶりの赤山院北側の梅谷道だったが、今にもヤマビルが現われそうな道だった。途中毎日登山の方が手ぶら同然の姿でひょいひょいと追い越され、すぐに消えて行かれたのにはびっくりであった。こちらは自然観察しながらののんびり歩きを楽しむことができ、大比叡を踏んで比叡山高校硬式野球部グランドへ下山としたが、どっぷり大汗を流してきた。笑

 
霧の中の大比叡 

         
    タケニグサ(ケシ科タケニグサ属)   ネジバナ(ラン科ネジバナ属)  
 
棘は互生状につく
ちなみに本ザンショウは棘は対生
 
棘はランダムにバラついてつく 
   
 イヌザンショウ(ミカン科サンショウ属)   カラスザンショウ(同左)  キブシ(キブシ科・属) 果実  シロダモ(クスノキ科シロダモ属) 果実 

 他に目についた花などはほとんどなかったが、ダンドボロギクの蕾がどこまでも続いていた。鹿が寄れない高いところにはヒヨドリバナらしき花が咲きかけており、オトギリソウの花は鹿の忌避植物のようで山肌にぽつんと目立っていた。だが、ヤマジノホトトギスの姿はまだまだ先のようだ。早く酷暑を越えて秋の花歩きができるのが待ち遠しいかぎりである。

 ホームヘ






inserted by FC2 system