京都西山 8月のポンポン山 ’17.8.19

立石橋-タマミズキ道-京青の森-釈迦岳-ポンポン山-水声の道東尾根道-
川久保渓谷-二の谷堰堤道-東海自然歩道-京青の森-嫁入り道-立石橋

 近年の夏期は真夏日や猛暑日は極普通のこととなってしまった。もちろん、本日も真夏日であるが、そんな日にもかかわらず低山の山へ向かう男がいた。電車やバスに乗るのでもなく、自宅から帰ってくるまで自前の足を使うらしい。なんて馬鹿げた行動だろう・・。笑

 それまでして酷暑の中を出歩く理由は、やっぱり山で見られる花であるのだ。その花は5日前に見たキツネノカミソリの今年の見納めとしようとの再訪が主目的であった。RDBの京都府カテゴリー2015ではキツネノカミソリはオオキツネノカミソリとともに『要注目種』として希少種扱いであるのだ。

 さて、前回も説明しているが、この花と変種で西日本に多く見られるオオキツネノカミソリの二種の違いであるが、雄シベの長さによって区分されているようだ。オオ・・の方がキツネノカミソリの花より長く飛び出ており、キツネノカミソリの雄シベが花の外には飛び出ないとのことのようだ。やっぱりそのとおりキツネノカミソリの雄しべは花より短く、オオ・・の雄シベの長さから比べれば、こちらの花の姿は上品そうな感じがしないでもない。

 西山でも標高の違いからだろうが、今年で比べるとオオ・・の満開は7末では終焉であったが、こちら、キツネノカミソリの本日が終盤のようで、前回に出会った時が満開のようであり、丁度お盆のころだった。満開の比較はこのように、優に20日ほど、なぜか標高の低い方が遅く満開になるのがキツネノカミソリであるようだ。なお、二種とも開花から散るまでは概ね一週間はもつように見えた。

     
 キツネノカミソリ (ヒガンバナ科・属)  

 さて、本日はキツネノカミソリ以外にはほとんど見るべきものはないだろうとの思いで、山歩きに集中しようと上がって下ってを二度やることにしたが、それでも物足りなかったが、もう一回やろうかな・・と思うも、こんな低山歩きを何度やっても馬鹿げていると思ってしまうほど暑くて、二度の上がり下がりで降りることにしてしまった。笑

         
スタート・ゴールの立石橋、標識賑やか     立石橋からすぐに左の鉄橋を渡るとすぐ右に登るのが「タマミズキ道」と勝手な命名  
         
稜線の右にある展望台から比叡山     西山古道の四差路「京青の森」地   釈迦岳・3等三角点あり 
         
ポンポン山(678.9m、2等三角点)   1回目、水声の道東の尾根を南へ下る    川久保渓谷から二ノ谷を登り2回目 
         
二ノ谷を登れば東海自然歩道に乗る     ポンポン山と釈迦の間の鉄塔地で大休止   最後の下山は嫁入道 長-4を直進す 

 歩くばかりではあったが、それでもいろいろな果実などや夏の花も少しは目にしたが、見飽きたものばかりで仕方ないのは承知しているのだが・・。泣

         
 気の早いアクシバの実が    ハダカホオズキの残り花   同じく左の実は9末には赤く完熟する 

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