比良 和邇から蓬莱山 ’19.5.8 晴

 和邇-ズゴノバン-権現山-ホッケ山-蓬莱山-小女郎谷-蓬莱駅

 令和元年の改元後のわたしの花巡りは概ね順調に推移していそうです。10日前に蓬莱山へは裏側の坂下からサカ谷南尾根より登りましたが、今回は表の和邇より蓬莱山へ登りましょう。栗原バス停から7時40分ころ歩き始めて、40分ほどで登山口の水場でしたが、ここで2ℓを用意のボトルへ給水しましょう。ここまでは車道歩きでしたが、三年ぶりの和邇からのとりつきでした。なお、この度はイワウチワの終わっているだろう霊仙山はパスしました。

         
 ヤマツツジ   ニガイチゴ    モチツツジ 

 この水場はいつ来てもしっかり流れていますから、近場に居住される方々がよく給水に見えるようですが、今日は姿がありませんでした。

 
元気な水場はありがたい~ 

 半時間ほどで水場からの林道歩きを終え、先客お二人が休まれているズゴノバンでこちらも一本立てましょう。でも、ズゴノバン以上にも林道が上がってきてしまい、峠の雰囲気は以前とは大違いとなってしまったのが悔やまれます。どうやら近場にお住まいのお二人だったようで、「今日はせいぜい権現山あたりで引き返します」と言われます。滋賀県在住の方はどうしても比良山系のフイールドが裏山のために、話しによれば連日の短時間歩きが多いらしいです。
 ではと、先行させて頂きましたが、権現までは急登区間のためにさすがにごゆっくりのようでそれっきりでしたが、途中では反対に単の空身の方が降りてこられ、こちらから「え~空身ですか・・?」と声を出しますと「近いところからいつも登っているから・・」とのことでした。

 
 かっては雰囲気最高だったズゴノバンだが

 この道は多少なりとも岩交じりであり、ましてや急登が続きます。それでも花の名のとおり「イワカガミ」が何とかまだ綺麗処で迎えてくれたのでした。

         
    まだ多く満開残るイワカガミ     

 ゆっくり花巡りしながらどうにか頑張ってズゴノバンより権現山まで40分足らずで登り、比叡山から北山の山並みを眺めましょう。でも、昨年の21号台風の爪痕でしょうかカラマツの痛みが悲しいです。今日の暖かさからやや霞んでいるようで琵琶湖方面もハッキリとはしていませんでしたが、見慣れた景色ですからすぐに前進としましょう。
 ここまでにこれまでであればテリハキンバイ(長い匐枝を出し葉に光沢があり、また花期に越冬葉が残るのも特徴)やヒメハギが顔見世してくれていましたが、どうやら今年は遅れ気味のようでした。それでもテリハキンバイはホッケ山までに少しは目に入りました。
 ホッケ山では北山のワンツーや愛宕山を確認して、北の正面に蓬莱山の大きな山体を眺めて「待っとれよ!、すぐ行くからネ・・」と心で呟き、また花探しでした。それはフモトスミレなのですが、この時季にしては珍しく一輪ともお目見え無しでした。どうしたのですかね~、残念。5日前には白滝山あたりですでに咲いていたのですが・・。

         
 現現山   テリハキンバイ   ホッケ山 

 ホッケ山からの稜線の花はムシカリ(別名オオカメノキ)しか咲いていませんでした。でも個体数が結構あっていろいろな状態の姿を見せてくれました。中でも↓画像は超満開となったもので実に見事なムシカリだったのです。パチパチ

     
ほとんどが咲き初めでしたが、この木は見事な満開のムシカリだったようです 


 栗原から蓬莱山三角点まで3時間少しで登ってきたようです。平日でも観光客が沢山おられ、どうやらラッパスイセンの見事な花景色がお目当てのメインでしょうか・・。こちらは植栽物や園芸種はどうも・・で、愛するはやっぱり山や野に咲く自然種がお目当てですが・・。4月終わりにも頂に来ていましたから、1等三角点にやさしくタッチしてから、本日は山の神休憩所へ直行し、お昼とさせていただきましょう。

 
武奈ケ岳、コヤマノをバックに蓬莱三角点 

 さぁ、半時間ほどで腰を上げます。そして、前回下りは花の小女郎谷をこれぞ花三昧の花歩きとなりましたが、さすがに5日経てば前回と同じとはいかないでしょうね。と下って行きましょう。ところがなんとよくない方に予想がズバリ的中でした。ほとんどがきれいな満開状態の花々は済んでいたようです。そう、「美しさその花の命の儚さヨ!」と呟き、やむを得ないことでしょう・・。涙

         
 マルバコンロンソウ   薬師滝    ウワバミソウ(別名ミズ) 

 それに、サトイモ科テンナンショウ属のウラシマソウが4月末の前回は一株だけが咲き初めでしたが、今回は8株も満開となっていました。これだけ群れ咲いていたのは初めてでラッキーでした。

         
テンナンショウの仲間も好きですが、特にウラシマソウもが大好きです~   

 蓬莱駅には2時間もかからず下山してしまいました。いかに花が少なかったのかが分かるというものです。でも、今月下旬ともなれば、今度は山野草以外に木本類の花たちが主体で楽しめるハズですよね~、また登りまま~す・・!

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