キンランが見たい ’19.5.9 曇

 今日は花巡りに一番適した高曇りのお天気のようです。ならばそろそろキンランも花舞台へ登場でしょうといそいそと足を運びました。そうです、お目当てどうり見事に咲いていましたね~。ランララ~ン♪と、思わずスキップで大喜びでした。爆笑

 
キンラン(ラン科キンラン属) 

 ラン科はキンランを筆頭に花好きなハイカーにとってはどんな花より愛おしい花なんです。ところが近年の人の世では可愛さ余って、ついつい手が出てしまい盗掘につながりやすい種でもあるために困ったものです。もっとも昨今の外敵である鹿や猪には、多くのラン科は今のところ忌避植物の範疇のようでしょうから、外敵はやっぱり人害が一番の生存に対する脅威でしょうか・・。大事なものを自分の物にしたいという欲得はご法度です。この精神は植物全てが対象なのですが、とりわけラン科がひどい仕打ちの対象となっていることをご承知いただき、絶滅危惧種から少しでも外れるように見守っていきたいものです。

 ちなみに、キンランのRDBカテゴリー状況ですが次のとおりとなっています。  環境省=絶滅危惧Ⅱ類  京都府=絶滅危惧種  滋賀県=希少種

画像クリックで色々なキンランの拡大画像が見られます。

 

 その他に見られた主たる草本類です。もちろん、他にもタニギキョウが満開の花時でしたが、花冠は5~8mmと小さな白花を木陰の下で咲かす本種は、残念ながら森は薄暗く花はみな開かずうつむいていたのが残念でした。

         
 マムシグサは葉が2個つく    コウライテンナンショウ   付属体は棒状からこん棒状まであり 
         
 ニシノオオタネツケバナ無毛に近い    ニョイスミレはスミレのアンカー    ハルザキヤマガラシはそう多くない
         
 シャクはセリ科の春咲きグループでは背が一番高く、葉も花も繊細で美しい     ↑の茎下部の葉、茎は稜角がある 

 続きまして木本類もご覧いただきましょう。

     
プロペラのような萼が5個見えます
   
咲き初めのツクバネウツギがほんとうに綺麗でした *

* ツクバネウツギの見分け方で一番簡単なのは萼の数で見分ける方法でしょうか。本種は5個、ただし、5個でもその内1個だけ小さいのがオオツクバネウツギと変わります。また萼が2~3個と少ないのはコツクバネウツギです。  

         
 コシアブラの仲間であるヤマウコギの若葉 ←の幹の鋭い棘の様子    エニシダの花は見事な蝶形花  4cmほどの豆がもう下がっていました 
           
   咲き初めのタニウツギはこれから    コバノガマズミもこれから綺麗に咲く   ウワミズザクラはまさに姥桜 (笑) 

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