大群生のハルリンドウ ’19.5.10 晴のち曇

 ズミはもう咲いているのだろうかと思い、はるばる出かけてきました。ところが、昨年5/6に満開で多数の開花を見ていたにも関わらず、今回は一本たりとも開花が見られませんでした。どうやら今年のズミは裏年なのでしょうか。もっともこれまでから北山でのズミの生態では、満開の翌年は咲かなかったような覚えがあり、ネットで調べるもズミの開花の裏年、表年があるのかは記事はないようで分かりませんでした。残念でしたが、ズミの花は来年に期待しましょう。

 ところが、行った先のフィールドでは5/2に満開のハルリンドウとマルバアオダモを見ていたのですが、ハルリンドウはまだまだきれいな花を沢山咲かせてくれていました。もう一種のマルバアオダモはほとんど花は茶色っぽい状態となって終わっていました。

     

 残り花とはいえ、まだまだ多くのハルリンドウが綺麗な満開状態が足の踏み場も案じられるほどに咲き誇っていました。蕾も多数残っていました。

         

 山野草の花は今頃はちょうど端境期のようで、淋しいかぎりとなっていました。でも、スミレ類は残花となっているにしても、特にスミレ科スミレは背丈も相当高く伸びて大形化しているも、まだまだ濃い紫色で見せて存在を強調しているようでした。それにニオイタチツボスミレも同じ状態となっていても綺麗なものでしたが、わたしはスミレは写真も難しすぎて飽きているためにパスとなりました。。そうそう、朗報です。ササユリの50cmほどに成長した若芽が10本見られました。これからさらに増えてくれることでしょう。ニコニコ

         
 ヒメハギは多く、今が花時    モウセンゴケの仲間のイシモチソウがスタンバイ    ジシバリが大群生してました


 もちろん、木本類の開花もまだまだこれからの様子でした。カメラを向ける気になったのもほとんどなく、なんとか三種のみが撮れました。

         
 コバノガマズミ *1   このスノキは毛はありませんでした *2     モチツツジは花時だが短い

*1 この葉を見てミヤマガマズミかなと一瞬考えました。花の近くの対生でつく葉裏の葉柄基部に針状の細い托葉があればコバノガマズミです。すると3~4mmほどの短い托葉が二本ありましたので自信をもってコバノガマズミと同定致しました。今回はその証拠写真は撮れませんでしたが、過去の托葉はこちらからご覧ください。

*2 スノキで毛があるものは『カンサイスノキ』と植物名を貰っているようです。しかし、その有毛のカンサイスノキをいつも気にしながら探しているのですが、いまだに出会えず単なるスノキばかりです・・トホホ。ちなみに有毛の状態ですが、葉の裏面に短毛があり、主脈や測脈、葉柄に曲がった毛が密生すると図鑑にあります。


 さて、木本類は山野草と比べて開花時期は遅めのために、もう後二週間もしないうちからドンドン花の展開時期となることでしょう。いよいよ楽しみで待ちどうしいですネ・・。ところで今回は蕾を二つだけ撮りましたが、他にも蕾はいくらでもありました。タカノツメ、ゴンズイ、タニウツギ・・、いいえ、切りがないので羅列は止めます・・笑

     
 ガンピの花も面白い姿で、待ち焦がれます   クロミノニシゴリも待ちましょう~ 

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