比叡山に咲く花 ’19.6.20 くもり

 梅雨に入りそうでなかなかそうはならないようです。こうも雨が降らないのも困ったものです。とりわけ植物たちのことを考えますとやっぱり雨も適度に降ってやってほしいと思います。そうはいっても今日はにわか雨もなさそうですから、ウリノキがそろそろ咲いているだろうと出かけてみました。

 やっぱり思ってたとおり、やや遅すぎました。でもかろうじて2輪の残花が見せてくれました。久しぶりのあの花弁がクルリとカールする花姿は可愛らしさそのものでした。しばし一人っきりで見とれてしまいました。図鑑などによれば、「6月に葉腋から集散花序を出し、白い花を数個つける。花弁は6個で長さ3~3.5cmの線形で、外側にその花弁が強くクルリと巻くのが特徴。雄しべは12個で長さ約3cm、葯は黄色で花糸とほぼ同長。花柱は1個で雄しべより少し長い。」とあります。

 さらに、カエデ属のウリハダカエデとよく似た大きな葉は互生し、葉身は長さ幅とも7~20cm、浅く3~5裂します。そして、その大きな葉の下に隠れるように花を咲かせていました。なんといっても、花弁がクルリとカールしているのがほんとうに可愛いいです。

 さらには、この後は7月中旬に長さ7~8mmの楕円形の若い果実ができ、その後に藍色になって熟すようですから、秋の紅葉の姿まで追って見ていきたいと思っていますが、さてどうなることでしょうか・・。

     
ウリノキ(ミズキ科ウリノキ属) この山系では初めてでした。この花とは久しぶりの出会いに花巡りが大満足となりました~

 続いて、今回見られた花や果実等のわたしの目についた種をご覧いただきましょう。

         
 ヤマキツネノボタン 満開   ノコギリソウ 残花    ユキノシタ 残花 
         
 マツブサ 満開    ノリウツギ ツボミ    バイカツツジ 残花
         
 ヤマアジサイ 残花   マタタビ ツボミ    マタタビ枝の上部は花時白色となり 
         
 ニワトコ 果実    ミツバウツギ 果実   ハナイカダ 果実 
        カミキリムシ 
 オトコヨウゾメ 果実   ウスノキ 果実    ↑画像クリックで拡大画像です 

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