ポンポン山のフクジュソウ ’20.2.3 晴のち曇

 限られた地で保護されながら開花を迎えるフクジュソウだが、節分の日の本日にはもう相当数の開花のようだった。こちらではいつもお世話いただく方々によって、楽しく植物観察をさせてもらうのだが、さすがに今日はまだ鹿除け柵は解錠とはなっていなかった。よって周囲の柵から覗き見しながらの撮影も距離ありで残念だった。この開花状況の様子であれば、今週末土曜日の8日には開錠して頂けるような気がするが、さてどうなるのだろうか・・。

 
フクジュソウの咲き初めに出会えた。温暖化により早くも開花となるも柵内には入れず・・トホホ

 このフクジュソウはRDB京都府カテゴリーの絶滅寸前種であり、分布が限られているのだ。その希少種対策として絶滅のおそれある野生生物の保全に関する条例に基づき「指定希少野生生物」のひとつに指定されていることから、次に掲げる行為が禁止されていることも知っておきたいし、見物時の現地でも花友どうしでその点なども話し合いたい。


 フクジュソウに続き、ヤマシロネコノメ、アオイスミレにセントウソウ等の早咲き種グループも期待して覗いてみたが、さすがに節分の日あたりでは姿見えず、まだまだのようだったのが惜しまれた。

 
 また、クスノキ科の仲間内ではいち早く開花を楽しませてくれる種であるイヌガシは、冬芽膨らむ状態だったので、この調子であれば今月末には開花が始まろう。いや、始まってほしいとの希望的観測だ。それにしても、待ちどうしい、もっと早く咲いてくれないかなぁ・・と、祈りながら息を吹きかけておいた・・。笑

     
 イヌガシの雌株の花と葉の芽、花芽は数少く葉芽細し   かたや雄株の花芽大き目で数多くつき、葉芽は太目 

 しかしながら、シュンランは鹿が増えすぎて、食害の一番手グループではないだろうか。イヤ、鹿ばかりだはなく、大敵は人間様ともいえるが・・。それにつけても、山肌は枯れ野が原となっており、緑色の草類で残るはシダ類ばかりのような気がする。ハンターさん、いつまでも冬ごもりしてないで早く害獣たちの捕獲に立ち上がっていただきたい!。ペコリ 

         
 強固に保護されるシュンラン   秋の七草のクズの実は毛多し     コウヤボウキの綿毛、微風に揺れ
         
 ヒイラギナンテンも3上には咲きそう    クロソヨゴの実も数少なくなってきた    山頂9℃と春めいてきたようだが・・

 西山山系においては落葉樹の大木は数は決して多くはないとみている。ましてや、「近年の台風被害で四周の樹々が倒されてしまって、残った古木が今後の台風被害から免れられる力が残っているのだろうか」、とあらぬ心配をしている始末なのだ。でも、「そんなこと案ずるより我が家の心配事はどうなるのか・・?」、と山の中で9時間も遊び回った木偶の坊(でくのぼう)を捕まえて、山の神のキツイお小言で耳が痛い・・。笑

         
カナクギノキの杜、古木でこちらの開花見てない     ケヤキ、これまた古木は後何年生きられるのか   エゾエノキ、高木青年の木、今後は太くなろう

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