西山 ウキヤガラとバイカウツギ ’20.6.3 晴のち曇
今日はRDB京都府カテゴリーが準絶滅危惧種であるカヤツリグサ科のウキヤガラを見にいってきた。しかしながら、見ることも聞いたこともない名前の「ウキヤガラ」って何者ぞ・・?と、いった感じであった。わたしにはやっぱりカヤツリグサ科、イネ科という図鑑の最終ページの植物たちには難しすぎてチンプンカンプン、どうも縁がなさそうだ。爆笑
いつもの方の情報であったのだが、やっぱり何が何だかサッパリ意味不明の植物だった。仕方ない図鑑の説明を丸写ししてみよう・・。冬になると枯れて水に浮く茎を矢柄に見立てたものらしい。との説明すら判読しかねる。池や川などの浅い水中に生える0.7~1.5mの多年草で、球状の根茎から地下匐枝をのばしてふえるようだ。茎は太い3稜形らしい。葉は茎の中部より下につき、幅は0.5から1cmの線形、葉鞘はときに褐色を帯びる。茎の先に花序よりはるかに長い葉状の苞が2^4個あり、その間から3~8個の枝をだし、枝先に1~4個の小穂をつける。・・・さらに図鑑解説は続くも、このあたりでエンドとしたい・・。笑
ウキヤガラ(カヤツリグサ科ウキヤガラ属) |
一面ウキヤガラが大草原のようなのも撮り損ねてしまった。レンズはいくら方向を変えて見ても現れる被写体は何が何だか分からない。こんな植物を見ていても訳わからないので早々に引き上げよう。笑
わたしにはやっぱりカワラナデシコのような可愛らしい妖艶な野草を何度でも見ていたい!、しかし、このナデシコは長く咲いてわたしを呼び寄せてくれるのだ・・。笑
カワラナデシコ(ナデシコ科ナデシコ属) |
さらに、オオカワヂシャがこれもいつまでも咲き残っており、クワの実は赤くなって中には黒色に完熟しているものもチラホラだったからもう少しで赤黒くなって地べたに黒々と落とすことだろう・・。
オオカワヂシャ(オオバコ科クワガタソウ属) | クワ(クワ科クワ属) |
河川敷は暑いばかりで、これではたまらんと這う這うの体で山麓方向へチャリンコ移動であった。お目当てはバイカウツギが咲いているだろうと気持ちは走る・・。やったー!、咲き初めで早くも満開状態だった。ウツギの中で一番派手な作りで見せてくれるこのバイカウツギがお気に入りだ。
バイカウツギ(アジサイ科バイカウツギ属) |
白い4弁花を平開し 直径約3cmと派手に咲く | ウツギの仲間たちは密に花をつけるのも同じだ | 葉脈が葉裏にハッキリ浮き出る |
片たや、本家のウツギは唱歌で有名な「夏は来ぬ」に唄われた歌誌の中の卯の花である。その葉裏は毛が多く白っぽく↓みえ、手で触ればザラザラしている。♪う~のはなの匂う垣根の・・とあるも卯の花は実は匂わない。この歌で「匂う」は香りではなく、花が美しく咲いている光景を「匂う」と表現し、日本語の表現の妙のようだ。ところでその匂うと作詩したのは日本の歌人・国文学者でもあった佐佐木信綱だ。凄い!
ウツギ(卯の花) | ウツギの葉裏は毛多く白っぽい | クロガネモチ花はこんなに可愛いゾ! | ||
タンナサワフタギも満開となり~ | 葉先尾状に尖り、尖る粗い鋸歯あり | 倒木上にエゴノキの花が乗り散る |
さて、ナルコユリもそろそろ終盤となってきたようだ。アマドコロとの大きな区分点はやっぱりここだろう。それは「花筒の基部に小さなまるい緑色のふくらみがある点」だろう。もちろん、他にもいろいろな相違点はあるのだが・・。この一つだけ覚えれば確実に同定OKだ。
ナルコユリの決定的な同定ポイント(上の画像の上段に説明あり) |
今年のこの株の花つきは見事なり~ |
小さな野草も目を皿のようにして歩き回れば、まだまだいろいろありそうだが、時間がいくらあっても足りなくなってしまう・・。
ツメクサの葉は細く鳥の爪に似るから | ナガエコナスビより花柄短い普通のコナスビ | 毒や痛みに効くからドクダミの名に |
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