比叡山に咲く花’16.9.30

 どうにかお天気の日がやってきてくれ、山歩きと花歩きの比叡山でした。それにしても今年の天候不順のせいでしょうか。花の様子が例年とは大違いのように感ぜられます。ちなみに今回のお花たちはほとんどが、終盤状態に見受けられましたが、やはり時期的にやむをえないのでしょうか。

 ほぼ終わりのような感じとはいえ、多く咲き誇っていたのはミカエリソウ、アケボノソウくらいのようでした。続いて咲いていた種はサンインヒキオコシ、ツルニンジン、ジャコウソウ、オタカラコウ、ダイモンジソウ、サラシナショウマ等ですが、ほとんどが残花というような状態でしたでしょうか。

 まずは個体数多く、いろいろな姿の見られたミカエリソウ、アケボノソウからです。

     
 ミカエリソウ(シソ科)    アケボノソウ(リンドウ科)

 次に、淡い青紫色の花が咲き、さらに薄い青色をベースに白花を咲かせるアキチョウジに似るサンインヒキオコシが、白花と並んで見て!、みてと手招きするかのごとく咲き誇っていました。アキチョウジとサンインヒキオコシの主たる相違点は、見た目花筒が前者はやや細長いが、サンインヒキオコシはやや太く見え、長さはわずかに短かそうです。そして、花柄のつき方も前者は花筒の一番後ろ側につくがサンインヒキオコシの方は花柄が前者より少し前についているようです。

     
サンインヒキオコシ(シソ科) 薄青色と白花が咲く 

 続いて咲いていた次の種はほとんどが残花というような状態でした。それらはツルニンジン、オタカラコウ、ジャコウソウ、ダイモンジソウ、サラシナショウマ、オハラメアザミ等です。

         
ツルニンジン(キキョウ科)   オタカラコウ(キク科)     ジャコウソウ(シソ科)

 

         
 ダイモンジソウ(ユキノシタ科)   サラシナショウマ(キンポウゲ科)    オハラメアザミ(キク科) 

 
 そして、これから咲いてくれるだろうと期待したい花は、キッコウハグマです。この種は白花を咲かせてくれれば可愛いのですが、ややもすれば閉鎖花を結んで終わってしまことの多いのが心配です。それに今回はまだまだ咲き初めの感じで小さく黄色花をつけているものが散見されました。それがアキノキリンソウです。

     
 キッコウハグマの葉(キク科)   白花を見せて!、閉鎖花はイヤ・・ 

 なお、あまり見かけない蝶が草むらに止まって撮らせてくれました。ヒカゲチョウ(タテハチョウ科)でしょうか、それともクロヒカゲでしょうか・・。。

 
ヒカゲチョウ ♀ かな・・

9月1日  ホームヘ






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