キッコウハグマとリンドウ ’18.10.31 曇

 おそらくこちらの山域では今回のキッコウハグマが今年の秋花として多分アンカーとなることだろう。今年は上手く咲き初めの初々しい白くスクリュウーのような今にも回転しそうな花姿を見せてくれていた。しばらくアンカーとして小さな花なのに華やかに「見て!、見て~」と咲き誇ることだろう・・。

 このキッコウハグマという花は開放花と閉鎖花を咲かすことで、センボンヤリとともによく知られるのだが、その花は春には開放花で秋に閉鎖花と季節を分けるのだ。でも、こちらキッコウハグマはいずれも秋の花である。でも、わたしは開放花と閉鎖花は場所を分けて咲かす花であろうというのも、今回こちらでは初見だったが、現在のところすべてが開放花なのだ。ということで、わたしは別々の場所でしかその開花を見ていなのだがその理由は知らない。

 頭花は3個の小花からなり、先はふつう5つに深く咲けるので、全部で花びらは計15個ある。花の名前は葉が五角形が多く、この葉姿を亀の甲羅に見立てたという謂われのようだ。ところによっては、この種も鹿か猪かどちらかに狙われやすいのだが、こちらではその害獣の目には入ってないようで嬉ばしい。

         
花びらは15個に見える    キッコウハグマ(キク科モミジハグマ属) 亀甲白熊    やや薄紅色っぽい雌しべは3個

 続いて、晩秋が近いのだが、まだ咲き誇っている花たちだ。この外にもツリガネニンジンやミミカキグサ、さらにはセンボンヤリの閉鎖花はさすがにそう果が実り冠毛が広がっていたが、風強く撮らせてはくれず葉だけ撮れた。

         
 リンドウの群れ咲く地に出会えた    センブリの最盛期は長くない    サワシロギクの後半は紅紫色となる
         
センボンヤリの閉鎖花の葉     スイランには細長いシュンランの葉似での名の謂れ、花跡は次には果実化か
         
ササユリの果実が長く残っている     これはコクランの果実    こちらでは普通に見られるカキラン

 木本類の果実たちは数えきれないが、目だったもので低い位置のもののみ撮ってみた。

         
 シャシャンボはいよいよ美味だ    サカキだがさすがに口には無理だ    イヌツゲの実も豊作だ
         
 ヘビノボラズも名から食べにくい    アオハダは拙いのか遅くまで残るが   ウメモドキ、どうも赤色は食べにくい 
         
 サルマメはどうだろうか   イヌザンショウも食べる気はしない     ガンピの紅葉が見事に綺麗だった

 せっかくの植物たちの実りの秋がやってきている。次回は手の届く果実類を積極的に味見をすることを、この時点では約束したい。その前に個々の食毒調査をもちろんやってからだが・・。笑

10/22センブリ、スイラン ホームヘ 11/7キッコウハグマ









inserted by FC2 system