ポンポン山の果実たち ’19.12.13 曇

 今年もタマミズキのシーズンがやってきました。西山でもこの木は数々あれども、以前と異なり、昨今は個体によって真っ赤な実がついたりつかなかったりとなっているようです。どうやらそれぞれの個体が古くなりだして、毎年花を咲かせるだけの力が衰えだしているのでしょうか・・?。

 もちろん、落葉高木で成長の早い樹木としても知られるほどですから軽く10m以上になります。花の開花は梅雨時ですが、花は直径2~3mmと遠目には、極めて小さく目にはまったく入いりません。しかしながら、秋には山肌の紅葉の終いころになれば、あたりの木々の葉が散り落ちてタマミズキばかりがとりわけ目立つことになります。それでなくとも背の高いこのタマミズキですが、加えてびっしりと見事に真っ赤に果実を熟して、山肌に遠くからでもそれはよく目立つこととなります。
 なお、モチノキ科モチノキ属は、常緑樹と落葉樹がありますが、全てが雌雄別株であるために、雄株では花は咲いても当然果実はできないことも、知っておきたい樹木知識のひとつでしょうか。

 今回は例年よりやや早めに出かけます。それはタマミズキが他の樹々の紅葉よりやや遅目の紅葉であることから、葉柄はもちろん、葉面ともどもにこれぞと、見せてくれるタマミズキの見事な赤色のシーンのことを知っているからでした。やっぱりいいですね。柔らかな秋彩の葉や柄たちの部分も、果実に劣らず見事というほかないでしょう・・。

 
モチノキ科は日本ではすべてがモチノキ属でありその一員のタマミズキ
     
タマミズキは葉柄、葉面ともども紅葉し美しい    年が明けると葉は丸坊主で実だけが長く綺麗に 

 野草類も見られました。

     
タンキリマメも莢をハゼ艶ある実を見せる     ハダカホオズキも負けじと光沢の赤色で
     
アメリカイヌホオズキがまだ花を見せて    果実のこちらは光沢有が特徴だが実古い 

 木本類の果実もまだ見られます。

         
オオアリドオシ別名ニセジュズネノキ     ウメモドキは花より実が目立つ   このサネカズラも実が極目立ち 
         
 絶滅危惧種のヒノキバヤドリギは超希少    クロバイは花が目立ち実は地味    ナツフジは花も実も地味だろう

 山の静かな光景の中で、ほどよい寒さのここに位置し・・

     
 このタマミズキは逆光で残念・・    展望地より今日も穏やかなり~

12/9マメガキ ホームヘ 12/28.ナナカマドとタマミズキ







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