京都西山で咲く花’16.4.8

 今回はそろそろカタクリが咲きだしているだろうと群落地を中心に出かけてきた。まずはカタクリからご覧いただこう。

         
いっとき減っていたカタクリも獣害の金網や自然保護ネットワークの皆さんに守られ、なんとか群生してきたようだ。多くのお花好きな方達にぜひ楽しんでいただきたい・・♪♪   

 カタクリといえばどうしても白花が気にかかるが、今年は例年以上にロープから5mほども遠いところでようやく一株だ。それは肉眼ですらはっきりとは見えない場所に咲くという不運な年となっていたのが悔やまれた。こちらの白花のカタクリはこのようにロープ近くでハイ写真どうぞというような位置に咲いた覚えはない。

 

 次に山野草から並べてみよう。

       
 ミヤマカタバミはそろそろ見飽きた  ミヤコアオイは今年お初  ナルトサワギクは発見地の名、有毒  ヤブレガサは花より葉が見どころ

 もちろん、他にもアオハコベ、クサノオウ、エンレイソウ、ナガバノタチツボスミレ、タチツボスミレ、シハイスミレやマキノスミレなどが見られた。しかし、例年咲いてくれるスミレ、アリアケスミレがまったく姿がなく残念であった。


 最後に木本類をみよう。

         
 シロバナアケビの雌花    クサイチゴ満開    ニガイチゴは実が美味
         
 コバノミツバツツジ雄しべ10個    ヤマウグイスカグラ有毛、終盤    ツルシキミは蕾状態多し

 タムシバ、オオバヤシャブシ、ヒメヤシャブシは終わって落下盛ん、アセビ、キブシ、ヒサカキ、ヤブツバキ、ニワトコが満開で、ツツジ類は西山では早春の頃はほとんどがコバノミツバツツジだが、まだこの山域では咲き初め状態であった。シキミも咲き初めであった。
 しかし、ミツバアケビ、ヤブサンザシなどはまだ完全に蕾状態であり、樹木が花々で賑やかになるのはもう少し先の楽しみだと、ゆっくりのんびり待つことにしよう。なお、今回の歩きは限られた範囲であったためにやや寂しい花数であったのは致しかたない。

3月26日  ホームヘ   4月12日

inserted by FC2 system