比叡山に咲く花 ’19.6.13 晴

 京都北山では何度も無駄骨のマツブサ探索でしたが、滋賀県では遂にマツブサの開花に出会うこととなりました。それも待望の雌株のマツブサだったのでした。「エ~、雌雄別株の花なのにどうして雌株と分かったの?」と声がしそうですね・・。実は昨年の秋にこの株で果実を見つけていたのでした。それはこちらからどうぞご覧下さいませ。

 待望のマツブサ(マツブサ科マツブサ属)の花も目にすることができました。足しげく通ったご褒美となったようです。これからはこの株を中心としたマツブサ観察を続けるつもりです。ご覧のようにツボミが多数ついていましたので咲き初めのようです。満開のマツブサが今から待ち遠うしくなってきました。ワクワク

 なお、マツブサと同属にはチョウセンゴミシという面白い名前の樹木もありますが、この木は中部地方以北から北海道までが分布域のために近畿では残念ながら見られません。ただ、近畿圏で見られるマツブサの近縁種にはサネカズラ(別名ビナンカズラ)がありますからどうぞそちらもご覧くださいね。

 
待望のマツブサの花を遂に見つけました!! 


 続きまして、ウリノキ(ミズキ科ウリノキ属)がもう咲いているだろうと期待してたのですが、こちらはツボミ期間が長いようで、前回(5/26)見た状態とほとんど変わりありませんでした。残念ですが、また足を運ばねばなりませんね~。

 
 ウリノキはツボミから開花まで長い期間がかかりそうです。


 オオバアサガラ(エゴノキ科アサガラ属)の花はやや終盤のようでした。どうやら花期はそう長くはなさそうです。ところで仲間のアサガラも見つけたいです。その違いは葉があれば、葉裏は網状脈が隆起しないようですが、遠目ではこの点では分かりづらいでしょうか。
 それにアサガラの花序はオオバアサガラより横幅があり広く房状には見えないのでわかるらしいです。それに花期はオオバアサガラの方が遅いようです。これらを頭にいれて落葉樹林のやや湿ったところにアサガラは多いようですから、そんなフィールドへ向かいたいですね。

         
 枝先から垂れ下がった白い花を多数つける   高さ8^10mになり谷沿いを好む    葉裏は主脈から網状脈まで隆起するのが特徴 

 その他に目についた主たるものをご覧ください。

         
カキノハグサ やや終盤     ミヤマヨメナ 終盤    ヤマアジサイ 咲き初め
         
バイカツツジ やや終盤     シラキ 満開    ヤブムラサキ 咲き初め

 6/6満開のバイカツツジ ホームヘ 6/20花咲くウリノキ

 











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