比叡山に咲く花 ’19.8.24 曇のち晴

 今年は秋雨前線で山行は容易ではなさそうです。でも、何とか今日だけは雨も持ちそうだからと自然観察を楽しみましょう。さすがに開花の花はほとんどありません。晩夏の残り花です。

         
ノリウツギの開花は長く続いてありがたい     こちらもツツジ科のアンカー、ホツツジ   ボタンヅルも終盤花が嬉しい 

 それより、来春こそ次の希少種であるラン科二種の開花が今から待ちわびているがとっくに鬼に笑われています~。笑い

 なお、それぞれが安易な採集等によって、個体数減少の大きな要因となっているようです。*1は古い大木の枝につくラン科の花で、京都府では準絶滅危惧種、滋賀県では希少種カテゴリーに指定され、*2は腐植の多い林床に生える多年草で、京都府では絶滅寸前種、滋賀県では要注目種カテゴリーとなっています。

     
樹木の枝に着生するカヤラン*1    小さな花を咲かすヒメフタバラン*2 

 こちらマツブサの果実が多くついてきました。なお、この種も自生地、個体数ともに少ない種といわれ、超稀少なものであることから、とりわけ大事にしたい樹種であります。ウィキペディアによれば「マツブサの名の由来は、樹皮がマツに似ていることと果実がブドウの房のように垂れ下がる様子から松房とつけられ、別名のウシブドウ(牛葡萄)は、熟した果実が黒くなり見た目がブドウに似ていることからつけられている。」とあります。

     
マツブサ(マツブサ科マツブサ属) この後、実は黒くなりブドウのよう~

 次の画像は普通に見られる種ばかりですが、来月ころには熟してきて色あいも変わってくることでしょう・・。 

         
イケマ(キョウチクトウ科)    ジャケツイバラ(マメ科)      ノブドウ(ブドウ科)
         
 ミツバウツギ(ミツバウツギ科)   サルトリイバラ(サルトリイバラ科)     ヤブデマリ(レンプクソウ科)
         
虫こぶつきエゴノネコアシのエゴノキ     虫こぶはカボチャ型のマタタビの実   雌雄異株で実はまれなイヌガヤの実 

 蝶が一頭だけ飛翔していました~、画像クリックです。

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